ピクミンとは?
みなさんは『ピクミン』というゲームをご存知だろうか?
知らない人のために軽く説明しよう。
宇宙旅行者の「オリマー」はロケットのマシントラブルである星に墜落してしまう。その星にはピクミンといは繁殖力が高く、オリマーの命令をなんでも聞く生物が住んでいた。オリマーはピクミンたちと協力し、ロケットの部品を集めて星を脱出しようというゲームだ。
ピクミンは個体としては星で一番と言っていいほど弱く、常に捕食される側の生物であり、星に住むすべての生物が天敵なのである。しかし、弱いピクミンもオリマーによる統率で集団行動をとると恐ろしいほどの力を発揮し、数倍の背丈の天敵をフルボッコにしてしまう。亡骸と化した天敵はアリのように巣に持ち帰られて、ピクミンの糧とされる。
自然の無慈悲さが『ピクミン』のテーマの一つだ(たぶん)。
このゲームの大きな特徴として、ピクミンは様々な種類・色のピクミンが存在し、それぞれに個性がある。
- 赤ピクミンは火に強い
- 黄ピクミンは爆弾が使えて、高く跳べる
- 青ピクミンは水に入れる。(他のピクミンは溺死する)
といった具合だ。ピクミンの個性を理解し、ピクミン達の能力を存分に発揮することで、恐ろしい天敵達が住むこの星をサバイバルしていくのだ。
どうでしょう。とっても楽しそうなゲームでしょう?
シャチクンとは?
僕が住む会社にも色々な「シャチクン」(ピクミンっぽく社畜をカタカナ表記)が生息している。
深く考えるのが苦手だけど、客先対応が得意な「クチダケシャチクン」。
人とコミュニケーションが苦手だけど、自分の殻に閉じこもって設計するのが得意な「クチナシシャチクン」。
気が強くて自分の思い通りにならないと嫌な雰囲気を作るのが得意な「オツボネシャチクン」。
人の資料とか細かいところを見つけては指摘し、仕事量を増やすのが得意な「メザトイシャチクン」。
飲み会の幹事だけが得意な「ノミシャチクン」。
赤褐色の顔で長時間残業が得意な「ウツギミシャチクン」。
僕の会社には素晴らしい個性を持った「シャチクン」たちが生息している。
彼らが会社の命令を絶対遵守することで、この天敵だらけの日本社会でどうにか生きていくことができている。
すべての人が個性的なシャチクンになれるわけではない。個性のない僕は何色のシャチクンにもなれていない。
いわゆる「無色シャチクン」だ
他のシャチクン達は嫌な個体も多いけれど、個性がない「無色シャチクン」が生きていくには彼らに寄り添う他ないのだ。
ピクミンは、新しく生まれては働かされては食べられていく。
シャチクンは、ひたすら働かされるが食べられはしない。
シャチクンで食べられる(辞めさせられる)のは、メンタルや体が弱かったり、歳をとったり、会社の方針で不要となった人だけである。
日々が辛いシャチクンであるが、ピクミンよりは生きやすい世界で生きているのだ。そう思うとシャチクンは幸せなのかもしれない。
無色シャチクンでも、とりあえず生きていける日本社会に感謝して、今日も精神をすり減らしながら会社に蝕まれて生きていこう。
さて、シャチクンのみなさん!
最後にピクミンと共生しているオリマーさんの日記を覗いてみましょう。
ピクミンはとても弱い存在だが、異星人をブレーンにして戦うことで彼らは、この星の生態系の頂点に立とうとしているのかもしれない。
そう考えると、利用されているのは私なのではないだろうか
引用元:ピクミンゲーム内のオリマーの日記より
会社に利用されているようと思いきや、裏切る計画をしておくのも「シャチクン」の戦略の一つかもしれませんね。
商品情報
ジャンル | AIアクション |
発売元 | 任天堂 |
開発元 | 任天堂 |
対応ハード | GC |
プレイしたハード | GC |
プレイ人数 | 1人 |
暴力表現 | なし |
発売日 | 2001年10月26日 |
定価 | 6,800円 |
公式サイト | https://www.nintendo.co.jp/ngc/gpij/ |
評価 | 神ゲー |