PS2名作ランキングベスト96……1位は◯◯◯シリーズの傑作

【書評】脳を知ることは、日常を幸福に変えること。「一流の頭脳」から脳の働きを紐解いていこう

一流の頭脳とは

一言でいうと

ナトゥメ

本書を一言でまとめると、脳トレ、睡眠、プロテインなど脳に良いと噂されることは、沢山ありマスガ、けど、

結局運動が1番脳を一流にする!

ってことデス

著者アンダース・ハンセンとは?

精神科医。
スウェーデンのストックホルム出身。
カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)にて医学を、ストックホルム商科大学にて企業経営を修めた。現在は精神科病院に上級医師として勤務するかたわら、多数の記事の執筆を行っている。

ナトゥメ

スウェーデンにある「カロリンスカ研究所」はノーベル生理学・医学賞を決定する世界最高峰の研究機関。
アンダース・ハンセンはそんな世界の医学研究の最前線で研究を重ね、これまで2000件以上の医学記事を発表した世界的研究者なんデスヨ〜
す、すげー人だ!!

トラン

どんな人にオススメ?

ナトゥメ

「一流の頭脳」は以下のような人にオススメデス!!
  • 集中力がほしい
  • 運動のモチベーションを上げたい
  • 運動に理論的な目的がほしい
  • ストレスやばい人

脳の役割について

一流の頭脳では、脳の機能、そしてそれに関わる脳内物質について理論的に詳細に書かれています。

前頭葉が理性だっけ?

海馬はブルーアイズホワイトドラゴンだっけ?

そんな脳についての知識ゼロのナトゥメでも分かりやすく読めました。

読み切った後でプチ脳内博士になったと勘違いしているので、少し知識をひけらかしていきます。

神経可塑性

神経可塑性とは、回復し、再構築する脳の能力のこと。この再構築によって、人は学習し、記憶して行くのです。
神経可塑性の能力は死ぬまで継続します。

ポイント
神経可塑性は死ぬまで続く。

つまり、死ぬまで脳機能を高められる可能性があるということデス

前頭葉

Gray726 frontal lobe

その名の通り、脳の前側部分です。

論理的思考、学習、人格、計画、記憶、判断を司ってる大事な部分。

ドーパミンを餌にして、集中力を高めるよ!

海馬

Gray739-emphasizing-hippocampus

本人の親指ほどの大きさと言われる小さな器官。
タツノオトシゴのような形をしているぞ。短期記憶を保存し、長期記憶へ移行するか判断するぞ。PCでいうキャッシュメモリのようなイメージだ!

側頭葉

Gray726 temporal lobe

側頭葉もその名の通り、両サイドの耳周辺に位置しています。

感情の制御、言語の理解、記憶の保管などを担当しているぞ!

扁桃体

Gray 718-amygdala

扁桃体は、視覚聴覚など様々な情報を受け取り、不安や恐怖、ストレスホルモンを作り出す器官。

ナトゥメ

扁桃体の頑張り過ぎが、ストレスの原因のようデスネ……

脳内物質について

トラン

脳内物質って、刃牙がコントロールできるエンドルフィンとか、怒りで沸き起こるアドレナリンくらいしかしらない
脳の大まかな働きがわかったので、今度は脳内物質について、見ていきましょう。
聞いたことあるような、ないような物質が出てきマスヨ。勝手に星で重要度をランクづけしちゃいマシタ

ナトゥメ

GABA 

GABAはアミノ酸の一種で、抑制性の神経伝達物質です。
GABAには、なんとストレス抑制効果があります。運動するとGABAの生成量が増えるらしいぞ!!

GABAの食品などもありますが、まだ経口摂取でGABAが脳内まで行き着くかは解明されてないみたいです。血液脳関門という脳のバリアに止められるかもしれません。

 

ドーパミン 

運動や学習を促す神経伝達物質です。
ドーパミンが多いほど、集中力が半端なくなります。

コルチゾール 

コルチゾールは、ストレスなどで扁桃体から分泌される。
人体には必須な物質ですが、コルチゾール過剰だと血圧が上がったり、うつ病、海馬の萎縮、前頭葉の機能低下に繋がってしまう恐怖の神経伝達物質です。

ノルアドレナリン 

ストレスホルモンのコルチゾールと似た物質。

「意欲、活動性、積極性、思考力、集中力」をつかさどるため、低下すると意欲低下型のうつ状態に陥りますが、分泌が過剰となると、攻撃性・イライラ・不安感につながったり、不眠や交感神経症状(動悸・血圧上昇など)につながります。

ノルアドレナリンが増えると、意欲・集中力を高まりますが、ノルアドレナリンが高まりすぎてもダメなので調整が必要です。

セロトニン 

情緒を安定させ、前向きにさせる力がある脳内物質です。

内因性カンナビノイド 

アルツハイマー病、PTSD、ストレスに効果のある人体で作られる脳内物質です。

鎮痛作用があり、幸せを感じます。

エンドルフィン 

脳内麻薬の一種で、鎮痛作用と幸せを感じます。

走りまくることで、痛みを感じなくなるランナーズハイという状態は、内因性カンナビノイドかエンドルフィンの効果と言われてます。

BDNF 

Brain Derived Neurotrophic Factor(脳由来神経栄養因子)のこと。

一流の頭脳では、奇跡の脳内物質とされており、脳細胞の新生や記憶力、全般的な健康など、脳の様々な働きを促進します。

この成分により、人間の知能はここまで発達したとされてます。

運動の効果

有酸素運動(ランニング、サイクリング)とは、前述の良い脳内物質を分泌させ、悪い脳内物質を抑えるのに最も効果的な方法とされています。

人間は1万5000年前から生活環境は激変しましたが、脳は殆ど進化していません。狩猟していた時期と脳は殆ど同じなのです。現代では生活する上で、運動はあまり意味を持ちませんが、狩猟時期とあまり変わらない脳機能は運動に大きな影響を受けます。

ADHD・うつ病も治しちゃえ

ナトゥメ

集中できずに注意散漫なADHD、意欲・活動性が無くなるうつ病……大変な病気ですよね。でも、ドーパミンやBDNFなどの脳内物質によって改善がみられるんデス。

どうやったら、分泌されると思いマス?

 

運動!

トラン

ナトゥメ

正解!!

前頭葉&海馬 VS 扁桃体

外部からストレスのような刺激を感じると扁桃体がコルチゾールを生成し、不安、怒り、恐怖といった感情を作り出します。このままでは、衝動的な行動をとってしまいますが、前頭葉と海馬の機能が気持ちを落ち着けて論理的に動くように機能します。

しかし、ストレス過剰でコルチゾールを大量に生成していると、前頭葉と海馬の機能が低下してしまいます。

ナトゥメ

ストレス耐性をつけるには、扁桃体に負けないように、前頭葉と海馬の機能を高めなくてはなりません。

前頭葉と海馬の機能を高めるには、どうしたらいいと思いマス?

 

運動ッッ!

トラン

ナトゥメ

正解ィィ!!

海馬の萎縮を食い止めろ!!

海馬は記憶を司る大事な器官ですが、残念ながら25歳を過ぎると毎年1%ずつ海馬が萎縮していきます。これは、脳トレやパズルとかを解いても食い止めることはできません。

やはり加齢には抗えないのでしょうか?

ナトゥメ

いいえ、そんなことはありマセン。

なんと、あることをすると、逆に海馬が1年で2%も大きくなっていたそうです。では、あることとは、一体なんでしょうか?

 

運動ォォォォ!

トラン

ナトゥメ

正解ィィイイイ!!

ワーキングメモリ・長期記憶力・創造性を向上させよう

ナトゥメ

短期記憶であるワーキングメモリ、長期記憶力、そしてアイデアを生み出す創造性まで向上させてくれる。ある……

 

運動ォォォォオオオオオオ!

トラン

ナトゥメ

正解ィィイイイイイイイイ!!

最後に

どうだったでしょうか?

運動が、いかに脳に良い影響を与えるかがわかりましたでしょうか。
一流の頭脳では、科学論文を参考に上記のようなことが、論理的にわかりやすく書かれています。

本書が言いたいのは、以下だと勝手に解釈しました。

  • 週に3回は30分ランニング・サイクリングしよう!!
  • 有酸素運動ほどの効果は未検証だが、ストレス成分を阻害するために筋トレもしよう!!
  • もはや散歩でも何でもいいから運動しよう!!

 

ナトゥメ

皆さん、運動ですよ。楽な方法なんて、ありマセン。

運動を習慣に!!
まずはエレベータを使わずに階段を使うところから!!
それでは、次回もたなやしきで待ってるぞ!!

 

 

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