健康を考えて準備したご飯も食べず、宿題もやらず、テレビゲーム、スマホゲームをやり続ける子どもたちにイライラしてしまいませんか?
僕もゲームばかりしていて、両親に何度も叱られました。
今では良い思い出ですが、親目線で考えると由々しき問題ですよね。元ゲームばかりしていた子どもとして、親目線で解決方法を伝授したいと思います!
そもそもゲームをする子どもの何が悩みですか?
まず、「子どもがゲームを長時間することが、どうして悩みなのか」を明確にしましょう。
悩みを明確にしておかないと、子どもに揚げ足を取られる可能性があります。ゲームに侵された生意気な子どもの説得には、一貫性を持つことが大事です。
子どもが長時間ゲームをして欲しくない理由としては、主に以下の5つになると思います。
子どもの将来を考える方はとても素敵です。
- 勉強時間が少なくなり、将来が不安
- 運動しなくなり、体の発育に影響が出る
- 視力が悪くなる
- 短気になる
- 引きこもりの原因になる
否定する前にゲームのメリットも知ろう
ゲームを全否定する前にゲームのメリットを知って欲しいので、紹介する!
長時間のゲームプレイが子どもの成長に悪影響を与えるのは認めますが、きちんと時間制限ができれば多くの良い影響を与えてくれますので、ご参考に一部をご紹介します。
一流の技術に触れられる
ゲームは一流の技術者たちが作った技術の宝庫です。
最新のゲームでは、最先端のUI(ユーザーインターフェース)、グラフィック技術、AR、VRといった面白い技術を体験できます。
最新ではないレトロなゲームに関しても、当時のハードウェアの資源が少ない制約の中で、楽しいゲームを作る技術やアイデアに触れることができます。
将来、ITエンジニアになるのであれば、ゲーム体験というのは大きな価値を持つと考えます。単純にゲームをするのではなく、ハードウェアやプログラミングに興味を持つことを手助けしてくれるかもしれません。
高学歴のITエンジニアのトップ層は収入も高いので、上手くのせることができれば、ゲームから勉強へうまく誘導できるかもしれません。(刺激が強すぎるかもしれませんが、下位層のITエンジニアは創造性のない仕事を長時間していることを伝えると勉強に身が入るかもしれません)
友達との共通言語となる
僕は今でも友達と小学生の頃にプレイしたポケットモンスターやファイナルファンタジーⅦの話題になると盛り上がります。
テレビ番組やYouTubeと同じように、流行っているゲームは子どもたちの共通言語になります。
共通の話題があれば友達と盛り上がることが容易になります。流行りのゲームをすることは、学校生活を円滑にしてくれ、コミュニケーション能力の向上を期待できます。
子どもたちの共通の話題をあまりに制限しすぎてしまうと、学校でのストレスが大きくなってしまうので注意が必要です。
創造性や想像力が培われる
ゲームには、子どもの創造性や想像力を伸ばす作品も少なくありません。
例えば、世界中で流行っている『Minecraft』は複数種類のブロックを使い、自分の創造性のみを頼りに建物やオブジェなどを製作するゲームです。基本的にブロックを組み合わせるだけのゲームですが、とても奥が深く芸術性の高い内容で、子どもたちの創造性に大変良い影響があるゲームになります。
『Minecraft』で街を作られた方の動画を参考動画です。
この方は自分の創造性で街を作られています。素晴らしアイデア力と忍耐力です。
まあ、少しゲームしすぎではありますが 笑
シナリオやグラフィックが素晴らしいゲームも多くあります。
練られた世界観やストーリーは、読書や映画と同じように子どもたちの想像力を高める効果があります。
『ぷよぷよ』や『テトリス』のようなパズルゲームでは、脳機能の向上に効果があります。
子どもが長時間ゲームする悪影響への対策
それでは、長時間ゲームをする子どもに対して、どう対策していくか本題に入りましょう。
対策方法を以下5つご紹介します。
- 厳格な制約を設ける
- 親も一緒にゲームをしてみる
- 運動系の部活に入れる
- 視力対策を徹底する
- 物理的に封じる
厳格な制約を設ける
子どもの長時間ゲームを防ぐことでまず試して欲しいのが、制約(ルール)を設けることです。
例えば、「ゲームは1日○時間まで」や「勉強を1時間したらゲームを1時間できる」等です。ルールについては、思いつきで始めた感じを出さないよう子どもと話し合って決めましょう。
重要なのは、ルールを破った場合にどんな罰を与えるかです。
「ゲームを2週間禁止」「問題集を終わらせるまでゲーム禁止」
といったゲームができなくなる罰を設けるのです。
一番大事なのは、約束を破った場合には子どもがどんな言い訳をしても厳守することです!
なあなあにしてしまうと、子どもは言うだけで罰がないと舐められてしまい効果がなくなってしまいますので、心を鬼にして徹底しましょう。
この手法はハマると効果があり、「勉強させたいなら、勉強したらゲームできる」「運動させたいなら、○km走ったらゲームできる」など、子どもの伸ばしたい能力をルール化していく応用方法があります。
親も一緒にゲームをしてみる
あなたがゲームをしない人であれば、子どもと一緒にゲームをしてみてはいかがでしょうか。
子どもと一緒にゲームするのは、以下のメリットがあります。
- 子どものゲーム時間を正確に知ることができる
- 子どもがゲームに熱中してしまう原因を見つけることができる
- 子どもとのコミュニケーションを取ることができる
- 子どもにゲームを教えてもらうことで、人に教える能力が養われる
一緒にゲームをすることが、直接子どものゲーム時間を減らすことに繋がりはしませんが、子どもへの共感できることが増え、対策をとる上でいろいろな情報を得ることができます。
運動系の部活に入れる
運動系の部活動に入れることは、ゲーム対策だけでなく色々な良い影響があります。
- 強制的にゲームの時間を減らすことができる
- 強制的に運動習慣をつけることができる
- 運動をすることでストレスを減らすことができる
- 部活動で友達を作ることができる
ただし、デメリットもあります。
- 親も部活のイベントに参加させられる可能性があリます
- 部活によっては怪我をしたり、お金がかかったりします
- 運動後にゲームをする可能性が高くなるので、相対的に勉強時間などが減ってしまいます
視力対策
ゲームと切っても切れない悪影響のひとつは、視力の低下による近視です。ゲームだけでなく、スマホやPCも使用する現代生活において、ある程度仕方がない病気だと思います。
しかし、子どもは近視の知識がありませんので、親が教えてあげるとともに環境を整えなくてはなりません。
- 睡眠時間を確保しましょう
- 規則正しい生活をしましょう
- できるだけ外に出てピントを遠くを合わせるようにしましょう
視力対策についてもっと調べたかったら、以下の目の達人のロート製薬さんの記事をみてみてくださいね
物理的に封じる
これは最終手段になりますが、子どもがどうしてもゲーム時間を減らさない場合には、物理的にゲームができない状態にしましょう。本気であると子どもに見せつけてやるのです。
子どもからの反感を受けることは間違いないですが、確実にゲーム時間を削減することができます。
自由を封じられて子どもには大きなストレスを与えてしまうため、処置後のフォローと他の対策への移行を進めていきましょう。
ゲームを隠したり、売ったりすることもありですが、ゲームの電源ケーブルのコンセントをロックする『コンセントロック』は簡易にゲームを封印することができます。
ゲーム好きでもオススメしないこと3選
どこまで子どもの自由を許容しますか?
子どもを東大や医学部に行かせるのであれば、問答無用でゲームを焼き払った方が良いでしょう。天才でない限りは、可処分時間の大部分を勉強に費やさなくては、倍率の高い大学に入ることは困難です。ゲームなんてしている暇はありません。
でも普通に人生を楽しんで、元気に成長してほしいと願うのであれば、ルールを設けてゲームをさせるのは、とても良いことだと思ってます。
そんなゲーム擁護派の僕でも気をつけた方が良いと思うことが3つあります。
- ギャンブル性が高いゲームには気をつける
- オンラインのゲームには気をつける
- 目の届かないところでゲームをさせない
ギャンブル性が高いゲームには気をつける
スマホ課金ゲームにはガチャというシステムがよく存在します。(知っている人も多いと思いますが)
ガチャとは、課金してゲーム内のキャラクターであったり、武器であったりを一定の確率で手に入れるシステムです。1%にも満たないレアなアイテムは数万円かけても手に入らないことが多いです。
ガチャにはパチンコのようにギャンブル的な興奮があり、欲しいものが手に入った時には大きな快感が得られます。子どもは簡単にハマってしまいドンドン課金してしまうでしょう。
子どもにスマホを渡しても、課金にはロックをかけるようにしましょう。
オンラインのゲームには気をつける
僕の子どもの頃には、『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『マリオカート』など誰かの家にコントローラを持ち寄って集まり、友人とゲームを楽しむことが多かったです。
ネットやサーバー環境が進歩しており、現代の子どもたちはオンラインゲームが身近になっています。『APEX LEGENDS』や『フォートナイト』といった人気のオンラインゲームでは、家にいながら友人と遊ぶことができます。
「子どもの友達が家に来なくなってラッキー!」と思うことなかれ、オンラインゲームでは、友人だけでなく見知らぬ人とゲームを楽しむのが普通となっています。
あんまり言いたくありませんが、オンラインには良い人ばかりでなく、口が悪かったり、非常識で人を傷つけるような人も多く生息しています。オンラインゲームは、楽しく色々な人と交流できる良い面もありますが、注意して管理することが必要です。
ゲームは目の届く範囲でさせる
子供の部屋にテレビ、ゲーム用モニタ、PCを買ってあげることはNGと考えています。
ゲームはハマりやすく、やめられないように作られているものが多いです。(もちろん熱中して楽しめるように)
そのため、熱中しやすい子どもが自分の意志でゲームを止めることは難しいです。睡眠不足やゲーム以外に関心が向かなくなってしまう可能性が高い環境となってしまいます。基本的には、家族がいるリビングでゲームをさせることが好ましいと思います。
最後にまとめ
最後に以下に簡単にまとめましたので、チェックしてみてください。
- ゲームをして欲しくない理由って?
- 勉強時間が少なくなる
- 運動しなくなる
- 視力が悪くなる
- 短期になる
- 引きこもりの原因になる
- ゲームにも良い影響があることを知ろう!
- ゲームは一流の技術の宝庫です
- ゲームは友達との共通言語になる
- ゲームで創造性や想像力が培われる
- 子どもが長時間ゲームする悪影響への対策
- ゲームに対して制約と罰を設けて遵守する
- 子どもと一緒にゲームをする
- 運動系の部活に入れる
- 近視を予防する環境を整える
- ゲームができないように物理的に隠したり、ロックする
- オススメしない3つのこと
- ギャンブル性の高いゲームに気をつけよう
- オンラインゲームに気をつけよう
- ゲームは目の届く範囲でさせよう
いかがだったでしょうか。お悩みに少しでも役立てたら嬉しいです
それでは、次回もたなやしきで待ってるぞ〜!