どうも!たなやしき(@tanayashiki)です。
今日は不朽の名作『ドラクエ 1』についてレビューしようと思います。
- 勇者となって世界を滅ぼそうとする悪の化身「竜王」を倒すたびに出ます
ジャンル | RPG |
対応機種 | FC、SFC、PS、Wii、Switch |
開発会社 | チュンソフト |
販売会社 | エニックス |
プレイ人数 | 1人 |
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竜王を倒す旅に出る
RPGの元祖であり、国民的ゲームシリーズ・ドラゴンクエストの初代作品です。
普通に生きていた少年は勇者ロトという子孫であり、竜王を倒すように王様に言われて旅に出ます。
ゲーム上仕方がないとはいえ、
勢いで少年に責任を押し付けすぎですよね。父親や親戚でもいいのではと思ってしまいます。
RPGは人生そのもの
DQ1をプレイしてみて、初期のRPGは現代世界のことわりを表しているような気もします。
まずは血縁。
政治家や俳優でも2世が活躍していますが、やはり親の職業・遺伝子は現実世界ではかなり影響を及ぼします。
勇者ロトの子孫である主人公は勇者として生きることを迫られます。
彼はもしかしたら、宿屋の店長としてぬくぬくと人生を歩みたかったかもしれません。
衛兵は生まれながらに訓練を受けているはずですが、おそらく城外の雑魚モンスターにも勝てないでしょう。
ぽっとでの少年は冒険でどんどんレベルアップしていき、世界の名だたるモンスターを蹂躙していきます。血とは恐ろしい。
主人公によりドラゴンから救出された美しいお姫様・ローラ。
彼女は当然の如く、その凛々しい少年に恋をしてしまいます。恋愛もまた人生の大きなイベントの一つ。
主人公は遺伝子から受け継いだ暴力だけでなく、権力と美女も手に入れていくのです。
時にはぽっとでのモンスターに殺されてしまうこともありますが、さらに強くなって戻ってきます。
彼の成長を止めるものは、もういません。
ついに敵の本拠地にひとりで乗り込んで強敵モンスターたちを一蹴したのち、悪の親玉・竜王のもとへたどり着きます。
主人公のあまりの強さに竜王は世界を半分ずつにしないかと交渉してきます。会社でも部下や気が弱い社員に偉そうにしている老害は多いですが、出世したり、能力が高いとクズは媚を売ってきます。
しかしながら、もはや金・権力・暴力・美女を約束された主人公にとって、竜王の存在は邪魔なだけです。
モンスターと化している主人公にとっての選択は竜王の排除しかありません。
結局、悪の親玉・竜王を1on1で撃破してしまいます。
しかし、最後に待っていたのは虚無感でした。
もはや自分に匹敵する強さを持つものはいません。
過剰に強くなりすぎた主人公は、人を殺めてしまうことを恐れて旅に出ることにします。
自分より強いやつに会いにいくために……
感想
ドラクエ 1は数時間で全クリできるボリュームになってますので、お忙しい方もスキマ時間にプレイしてみてはいかがでしょうか。満足度も高く大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
大事なのは血縁と努力。そして、無知の知ならぬ謙虚な姿勢であることを改めて学ぶことができました。
また、周囲の強すぎる期待は、才能ある子供を潰す危険性があります。
今回の勇者は期待に応えることができ竜王を倒し、世界を救うことができました。
しかし、もし途中で挫折してしまったときに、少年の心は立ち直れない程に大きく傷ついていたことでしょう。
ドラクエ楽しかったです。
人生の参考になりました。
大人に期待されすぎてダメだったルート?の名作小説『車輪の下』のリンクも貼っておきますね。
この冬、ぼくは彼女にキスしたんだ。
子供の心を押しつぶす教育という名の車輪から逃れようと、人生の苦難の渦に巻きこまれていく少年ハンスに、著者自身の体験をこめた自伝的小説。
ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通った。だが、そこでの生活は少年の心を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子どもの心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説。
Amazon紹介文より引用