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【純文学からライトノベルまで】人生を変える名作・感動小説おすすめランキング(ベスト50)

 

ナトゥメ

こんにちは!!未来の世界的文豪ナトゥメ・ソーセキです。
今回は人生を変えるような名作・感動した本を50冊に厳選し、ランキングにしました。
ハズレは一つもありませんので、名作の数々をご堪能ください!!

 

第50位〜第41位 神レベルの作品たち

〜第50位〜
『時生』
東野圭吾

日本を代表するミステリー作家・東野圭吾が描く、父と子の絆を描く感動ストーリーです。
ストーリー重視なため、ミステリー要素は少ないですが、2002年のこのミステリーがすごい!”で第18位と健闘しています。

『トキオ 父への伝言』という題名で、櫻井翔主演によって、NHKでテレビドラマ化もされていますので、そちらを見たって方も多いと思います。

“たなやしきで待ってるぞ!!”
という本ブログの名前に大きな影響を与えた作品。
本書を読んでみて、理由がわかったら是非コメントして下さい。

「あの子に訊きたい。生まれてきてよかった?」
悩む妻に夫が語る、過去からの伝言

不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、20年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った――。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。

 

ナトゥメ

マジ泣き覚悟して下さい。
吾輩は、タバスコが沢山かかったピザを食べながら、泣きマシタ。

 

 

〜第49位〜
『話し方入門』

デール・カーネギー

 

アメリカの鉄鋼産業の礎を築いた鉄鋼王 アンドリュー・カーネギー……ではなく、転職を繰り返し自己啓発のコンサルタントをしていたデール・カーネギーによって書かれた”話し方やプレゼン手法”の本です。
自己啓発本が嫌いな、たなやしきが衝撃を受けた人生を変えてしまうような一冊なので、騙されたと思って一度読んでみてはいかがでしょうか?

 

ナトゥメ

吾輩も一時期アンドリューとデールが同じ人物だと勘違いしてマシタ。
自己啓発本を毛嫌いしている人も名著デス。

 

▼話し方入門について言及している記事もありますので、気になったかたは是非読んでみて下さい。

〜第48位〜
『サリンジャーと過ごした日々』

ジョアンナ・ラコフ

 

「ナインストーリーズ」「ライ麦畑でつかまえて」で有名な小説家 J・Dサリンジャーのアシスタントだったジョアンナ・ラコフのノンフィクション小説。人と会わないサリンジャーと彼女の奇妙な関係はとても面白いです。
サリンジャー好きは勿論ですが、サリンジャーなんて興味ないって人も認識さえあれば、大人気作家のアシスタントとして生きるジョアンナが様々な苦難を乗り越えていく姿はとても見応えがあります。

 

ナトゥメ

吾輩もそろそろアシスタントが欲しいな。

 

〜第47位〜
『紅』

 片山 憲太郎

 

2008年にテレビアニメ化もされた片山 憲太郎によるライトノベル。シリーズ累計100万部を突破している大人気作品です。主人公の紅真九郎(くれない しんくろう)は、昼間は高校生ですが、夜は揉め事処理屋という裏の顔を持っています。揉め事処理屋とは、いわゆる何でも屋。猫探しから殺しまで何でも請け負います。

本作の魅力は、多く登場する個性的な一族です。
世界全体の数%の資産を持つ九鳳院(くほういん)家
腕に宿した角の力で戦鬼に変貌する崩月(ほおづき)家
人造臓器によるサイボーグ化の技術を持つ星噛(ほしがみ)家
刃物を持つと性格が変貌し、剣術を学ばずとも剣豪を簡単に惨殺してしまう斬島(きりしま)家などです。
魅力的な一家たちに翻弄される揉め事処理屋のお話は大変面白く、一気読みしてしまうことでしょう。

 

ナトゥメ

新刊が出るペースはかなり遅いですが、出ると一気に読んでしまいマス。
紫ちゃん可愛いです。

 

▼アニメのPVですが、ご参考までに……

〜第46位〜
『スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック』
ジェームズ・ドゥティ

 

子ども頃の環境というのは大変重要だ。ジェームス・デュティの父はアルコール中毒、母親はその影響でうつ病を発症していた。経済的にも貧乏で、ダメな親、そんな家庭でろくな人間は育たない。ジェームス・デュティも両親と同じような道を歩いていく……はずだった。
デュティは、手品店で魔法使いの女性に運命的な出会いをします。魔法使いは、今流行りのマインドフルネスという魔法を教えてくれます。
本書は、マインドフルネスという魔法によって不幸の運命を打ち破り、スタンフォードの脳外科医になるまでのノンフィクション作品となっています。

 

ナトゥメ

魔法を信じるのか、マインドフルネスを信じるのか、はたまた嘘乙と切り捨てるかは読者の自由デスガ、我輩はこの物語は心に響く大切な一冊になりマシタ。

 

〜第45位〜
『眠れる美女』
川端 康成

 

数少ない日本人ノーベル賞作家 川端康成の中編小説です。
老人専用の怪しい会員クラブ「秘密くらぶ」。「秘密くらぶ」の会員となると、海辺の宿の一室で、意識がなく眠らされた裸の若い女の子と一夜を過ごすことができます。触るのはギリギリ有りですが、それ以上はなし。
不思議な魅力を持った動かない若い娘に、老人たちは過去の記憶を思い出したり、不思議な夢を見る。
主人公・江口は、まだまだ男性機能が元気な老人だ。

江口老人は、果たして「秘密くらぶ」で何を得て、何を失うのでしょうか?

 

ナトゥメ

あと数十年後に「秘密くらぶ」に行ったとき、我輩は何を思い出すデショウカ?
いろんなことを思い出せる人生を歩みたいものデス。

 

〜第44位〜
『シートン動物記』シリーズ
アーネスト・トムソン・シートン

 

世界一有名な動物学 シートンが自身の体験を元に書き連ねたシートン動物記。
全55編の大作ですが、一番のオススメは「狼王ロボ」です。
ある日、シートンに”牧場の牛が狼に狙われるので退治して欲しい”と連絡があります。シートンは狼たちの群れを捕獲しようと試みますが、リーダーのロボが統率する群れは、シートンの罠には全くかかりません。

「狼王ロボ」とシートンの熱い頭脳バトルを見逃すな!!

 

ナトゥメ

天才狼ロボに弱点はないのデショウカ?
動物マスターが仕掛ける最後の一手とは……感動作デス。

 

 〜第43位〜
『秘密』
東野 圭吾

 

傑作を排出しながらも賞に恵まれず、無冠の帝王と呼ばれた鬼才・東野圭吾の出世作。第52回日本推理作家協会賞の長編部門を受賞。1999年には広末涼子で映画化、2010年には志田未来でテレビドラマ化と長い間愛される作品となっています。

主人公・平介の妻と娘は交通事故に遭い、妻は仮死状態に、娘は奇跡的に助かります。

しかし、奇跡的に助かった娘の体には妻の魂が宿っていました。魂が入れ替わるという、映画・”君の名は。”のような平凡な設定でありながら、綿密に練られた構成と繊細な心理描写には度肝を抜かされます。

父親と母親、どちらに肩入れするかで、ラストシーンの感じ方が分かれるところですが、いずれにせよ、死ぬまでに読んでおくべき一冊と断言できます。

 

ナトゥメ

キャッチコピーは『運命は、愛する人を二度奪っていく』
我輩は夜中に一気読みして色々考えさせられマシタ。東野圭吾作品でもベストな一冊デス。

 

〜第42位〜
『北欧神話』
パードリック コラム

 

“ギリシャ神話”、”北欧神話”、”エジプト神話”が世界三大神話と個人的に勝手に思っておりますが、中でも”北欧神話”が一番好きです。個性豊かな神々に、面白い逸話、かっこいい武器、中二病の全てが詰まっています。

また、“ヴァルキリープロファイル”、”パズドラ”、”FFシリーズ”等、北欧神話を題材にしたゲームは大変多く、北欧神話を一通り理解することで、北欧神話に関連するコンテンツもより深く楽しむことができるようになります。

本書は、北欧神話で省略されているイベントもチラホラありますが、初心者に優しく、さらに大変楽しめる作品となっています!!

 

ナトゥメ

我輩は、世界の創造主・オーディンのグングニル/世界の終焉・ラグナロク/世界樹・ユグドラシルなんて言葉を聞くだけで、鳥肌が立つくらいには中二病を発症してマス。

 

〜第41位〜
『GOTH』
乙一

 

GOTHは、16歳で鮮烈なデビューを果たした早熟な天才・乙一の最高傑作(あくまで個人的にです)。
第3回本格ミステリ大賞を受賞しています。

本書(文庫版)は、夜の章と僕の章の2冊に別れており、主人公・僕と黒髪の美少女・森野 夜(もりの よる)の2人が自身に潜む暗黒面と向き合うミステリーの短編集になっています。乙一はジョジョの奇妙な冒険の第4部のファンらしく、街で巻き起こる奇妙な残酷な事件という似たテーマを扱っています。GOTHが楽しめたら、ジョジョの奇妙な冒険の第4部も是非!!

 

ナトゥメ

僕と夜は、異常な性癖を持っていますが、何故か憎めない良いキャラをしていマス。
奇妙な街の奇妙な青春譚を見てみませんか?

 

 

第40位〜第31位 Best of 神レベルの作品たち

〜第40位〜
『池袋ウエストゲートパーク』
石田 衣良

 

「君の名は。」の批評で炎上したことで有名な石田衣良の代表作で、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞しています。2000年には、宮藤官九郎脚本、長瀬智也主演でテレビドラマ化され、大ヒットした人気作品です。

タイトルの通り池袋を舞台として、チーマー(ヤンキー?)たちの抗争や揉め事を、“池袋のトラブルシューター”ことマコトが解決していく。マコトが過去の池袋での出来事を思い出していくという構成となってます。

ドラッグ、喧嘩、不良という安直なテーマにも関わらず、その読ませるテクニックには脱帽です。

 

ナトゥメ

だからベルベッドの空の下〜♪
実はドラマでハマってから、小説読みマシタ。
僕の声は聞こえて〜る〜?

 

 〜第39位〜
『ガリレオ』シリーズ
東野 圭吾

 

2007年に福山雅治主演でテレビドラマ化されたことでも有名な東野圭吾のシリーズ作品。
天才物理学者・湯川学と友人の刑事・草薙俊平のコンビが超常現象の難事件に挑む純粋な推理サスペンスです。

ガリレオシリーズの中でも、特に“容疑者Xの献身”をオススメします。
“容疑者Xの献身”は、『第6回本格ミステリ大賞』、『第134回直木賞』、『本格ミステリ・ベスト10 2006年版』、『このミステリーがすごい!2006』、『2005年「週刊文春」ミステリベスト10』とあらゆる賞を受賞し、2008年には映画化されました。

あまりにも有名なため、読んでいる人も多いと思いますが、未読の方は他のガリレオシリーズを見なくてもいいので、本作だけでも必ず見てください!!

花岡靖子は娘・美里とアパートで二人で暮らしていた。そのアパートへ靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め訪ねてきた。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。

そして3月11日、旧江戸川で死体が発見される。警察は遺体を富樫と断定し、花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずることに気づく。困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。

すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。湯川は当初傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく。

”容疑者Xの献身”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時:2018年5月1日 (火) 14:31  URL: http://ja.wikipedia.org

 

ナトゥメ

東野圭吾は、淡々と良作を連発し続ける中、時に”容疑者Xの献身”のような名作も書き上げてしまいマス。
彼の脳みそを少しだけ頂きたいものデス。

 

〜第38位〜
『氷点』
三浦 綾子

 

熱心なキリスト教徒の旦那を持ち、自身も影響を受けて、洗礼を受けた三浦綾子のデビュー作。
続・氷点に続く二部作となっていますが、本作だけでも充分楽しめます。

これは夫婦の贖罪の物語。2人の娘が殺されたとき、妻は浮気中であった。娘の被害は決して妻のせいではないのだが、夫はどうしても妻のことが許せず、妻に内緒で娘を殺害した男の娘を養子として引き入れた。昼ドラのやうなドロドロな展開が好きな方は是非。キリスト教的な贖罪という大きなテーマがあり、ただの昼ドラではなく、文学的にも充分楽しめます。

 

ナトゥメ

新刊が出るペースはかなり遅いですが、出ると一気に読んでしまいマス。
紫ちゃん可愛いです。

 

〜第37位〜
『スタンドバイミー』
スティーヴン・キング

 

“死体を見つけて英雄になる!!”
そんな某海賊のような勢いで、仲の良い少年4人組で冒険をするジュブナイル小説です。映画があまりにも有名ですけど、意外と小説を読んでいない人は多いのではないでしょうか。

「キャリー」「シャイニング」「IT」など、アメリカで最も有名なホラー作家 スティーヴン・キングですが、「刑務所のリタ・ヘイワース(ショーシャンクの空に)」「グリーンマイル」などホラーじゃない小説もかなり面白いです。どれも、映画化されており面白い作品ばかりですが、やっぱりスタンドバイミーがサイコーです。

 

ナトゥメ

スティーヴン・キングさんの作品は質も量もサイコーデス。
彼のネタの発想力ってどこから生まれるんデショウカ。本当の天才って感じデス。

 

〜第36位〜
『グレート・ギャッツビー』
F.スコット フィッツジェラルド

 

ニックの隣の大きなお屋敷に住むギャッツビーが、毎晩盛大なパーティーをしている。
「どんなお金持ちなんだろう?」とか思っていると、ニックにもパーティの招待状が届きます。
お金持ちのギャッツビーさんのことに興味が湧き、パーティの参加者に尋ねますが誰にも詳しい話は聞けませんでした。

ギャッツビーとは一体何者なのでしょうか?
なぜこんなにパーティを開くのでしょうか?

2013年に華麗なるギャッツビーというタイトルで、レオ様主演で映画化されました。
また、Modern Libraryの発表した”英語で書かれた20世紀最高の小説”というランキングでは、ユリシーズに続く、2位にランクされていますので、傑作であることは言うまでもありません。
ただ、私は英語は読めませんので、やはり野崎孝訳が最強ということを言っておきましょう。

 

ナトゥメ

グレート・ギャッツビーも勿論面白いのデスガ、作者のフィッツジェラルドの人生も凄いものがありマス。気になる方はググってみてネ!

 

▼映画の華麗なるギャツビーのPVです。こちらはギャッツビーさんじゃなく、ギャツビーさんなんですね。

https://youtu.be/UCTPF4DivkA

〜第35位〜
『火車』
宮部 みゆき

 

個人的に宮部みゆきの最高傑作。

あなたはクレジットカードは何を使っていますか?
私は改悪で還元率が激減したREXカードを使っています。(もう変えろよ)
クレジットカードってポイントも付くし、現金を使わなくても済むので便利です。便利な一方、自分の経済力以上の買い物ができてしまうので、自己管理ができていないと支払いが大変なことになりますよね。

はい、本作品のキーワードは、「クレジットカード」です。
クレジットカードには、審査があります。栗坂和也は、婚約者の関根彰子にクレジットカードを勧めたところ、審査で自己破産していることがわかりました。その後、突然に関根彰子は失踪します。

なぜ、彼女は失踪したのか?
彼女は本当に関根彰子なのか?

謎が謎を呼ぶ良質なミステリーになってます。

 

ナトゥメ

この本の教訓はただ一つ!!
カードローンは恐ろしいってこと!!

 

〜第34位〜

『館』シリーズ
綾辻 行人

 

“新世代による本格ミステリ”という意味の新本格派ミステリというムーブメントを作り出したミステリ作家・綾辻行人の大人気シリーズです。
本格ミステリとは、推理小説のうち、謎解き、トリック、頭脳は名探偵が活躍することがメインの小説です。古典ですが、謎解き好きには、たまらないジャンルになっています。

本格派ミステリでよく用いられる手法になりますが、ネタバレになりますので、気になる方だけクリック
新本格派ミステリでは、叙述トリックと呼ばれる手法を多用します。叙述トリックとは、一部の表現をあえて省いたり、ぼかしたり、信頼できない語り手の一人称で表現したりと、読者をミスリードさせることで、最後にどんでん返しをして驚かせる手法です。

館シリーズはどれも面白い話ばかりなのですが、ここでは館シリーズの第一作目にして、日本ミステリ史上の傑作の一つとされる「十角館の殺人」をオススメします。

1986年3月26日、大分県K**大学・推理小説研究会の一行は、角島(つのじま)と呼ばれる無人の孤島を訪れた。彼らの目当ては半年前に凄惨な四重殺人事件が発生した通称・青屋敷跡と、島に唯一残る「十角館」と呼ばれる建物である。彼らはそんな島で1週間を過ごそうというのだ。

一方その頃、本土では、研究会のメンバーに宛てて、かつて会員であった中村千織の事故死について告発する怪文書が送りつけられていた。怪文書を受け取った1人である江南孝明は、中村千織の唯一の肉親である中村紅次郎を訪ねる

十角館の殺人”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時:2018年1月6日 (土) 12:28  URL: http://ja.wikipedia.org

 

ナトゥメ

ミステリ好きなら館シリーズは避けては、通れマセンヨ。
さあ、名作の古典を読むのジャ!!

 

〜第33位〜
『はてしない物語』
ミヒャエル・エンデ

 

ブサイクでいじめられっ子のバスチアンが魔法の本「はてしない物語」を手に入れる。はてしない物語には、ファンタージエンという国があり、<虚無>に犯されて滅亡の危機に瀕していた。
ファンタージエンを救うためには、人間界から子供を連れてくるしかないらしい。そのとき、バスチアンは、本の世界に吸い込まれる。

……と、ライトノベルでも最近流行りの現代から異世界に吸い込まれる系のハシりですが、その構成力や発想力は、ライトノベルの有象無象とは一線を画しています。
児童文学ですが、大人も楽します!!……と言っても、私は子供の頃に読んだので、もしかしたらノスタルジーが影響している可能性も否定はできませんが、少なくとも「Re:ゼロから始める異世界生活」とか「ソードアートオンライン」が好きな方には自信を持ってオススメできます!

 

ナトゥメ

はてしない物語より、ネバーエンディングストーリーの方が響がかっこいいデス

 

〜第32位〜
『ポアロ』シリーズ
アガサ・クリスティー

 

「灰色の脳細胞」を持ち、”私は世界最高の探偵だ”と断言する自信家ーー自他共に認める名探偵 エルキュール・ポアロの小説シリーズです。『シャーロックホームズ』や『名探偵コナン』のような、天才が難事件を解決するタイプのミステリーが大好きな人は間違いなくハマるでしょう。上記の2人の名探偵の作品と異なるのは、心理描写が凄く、人間ドラマとしても名作である点です。勿論、ミステリーとしても完成されているため、ポアロシリーズ読了後は、アガサ・クリスティーの奇才ぶりに驚くことになるでしょう。

さて、ポアロシリーズは完成度の高い名作ばかりで、どれを読んでもポアロの世界の虜となってしまうでしょう。事実、アガサクリスティーはポアロに辟易としていましたが、ポアロ人気から強制的に書かされたという逸話まであります。まるで、現代のドラゴンボールのような作品ですね。
“ポアロで一番好きな作品って何?”と本仲間たちと議論になっても、答えが出ることは決してないでしょう。それほど、ポアロシリーズは色々な人の心を掴む作品が豊富なのです。有名な作品としては、『アクロイド殺し』、『オリエント急行』、『ABC殺人事件』など沢山ありますが、この記事では、個人的に一番大好きな『ナイルに死す』を推しておきます。

 

ナトゥメ

我輩も頑張ればシャーロック・ホームズは無理でも、エルキュール・ポアロにはなれるのでは……いや、体形的な意味デスよ

 

〜第31位〜
『金閣寺』
三島 由紀夫

金閣寺の美しさに魅了され、人生を捧げた吃音の僧侶が、様々な葛藤ののちに、愛する金閣寺に火をつけるというお話です。その放火までの心情を僧侶が一人称で語っていく構成になっており、実際の事件である金閣寺放火事件をモデルにしています。

私は知識と読解力が乏しいので、森鴎外の知的で難しい文章が苦手なのですが、本作はそれと似た文体となっています。というのも、そもそも金閣寺は、三島由紀夫が森鴎外の文体を目指して書いているのです。

なので、最初は読みにくく、何度か挫折しそうになりましたが、最後まで読み終えたとき、金閣寺が三島由紀夫で最も好きな作品となりました。
とりあえず1/3は気合いを入れて読んでみてください。どんどん引き込まれていき、最後には、「なんて名作だったんだ」とあなたの記憶に残り続ける作品となることでしょう。

 

ナトゥメ

ある日、恋い焦がれていた女優・広瀬すずに街角で出会ったとして、貴方の妄想の中の広瀬すずを超えられるのデショウカ?
あるいは、その瞬間の美しい記憶は、10年後も続きマスカ?貴方は10年前、佐々木希が世界で一番可愛いと言っていませんデシタカ?
(この例は、良くないな。金閣寺や佐々木希と違って、広瀬すずは永劫性のある美貌を持っているんだった)

 

 

第21位〜第30位 神を超えし作品たち

 〜第30位〜
『殺戮にいたる病』
我孫子 武丸

 

伝説のビジュアルノベルゲーム”かまいたちの夜”の生みの親である我孫子武丸が放つ衝撃作。ジョジョの奇妙な冒険の第4部の吉良吉影のような猟奇殺人鬼の異常な愛情について書かれています。(ジョジョを例に出しすぎてすみません、今後は自重します。)

本作品が凄いところは……ここでは言えません。

「言わないんじゃなくて言えない♤

ボクがギリギリ言えるのはそこまでだ♧

それで納得できないのなら ボクもボクを守るために戦わざるを得ないな…♢」(ハンターハンターよりヒソカさんの名言)

 

ナトゥメ

あまり情報がなくてスミマセン。本作はネタバレがない方が確実に楽しめる一冊なのデス。
あと、エログロ要素が強いので心臓が弱い方は注意デス。

 

〜第29位〜
『わたしが棄てた女』
遠藤 周作

 

 

カトリックで有名な芥川賞作家 遠藤周作の作品。遠藤周作は、2016年にマーティン・スコセッシ監督によって映画化された『沈黙』が有名ですが、個人的には、大変読みやすい名著である『わたしが棄てた女』の方が好みです。

あなたは、“金持ちで権力を持つ美女”“聖女の心を持った貧乏なブサイク“どちらと結婚したいですか?

私を含め、ほとんどの人が迷うことなく“金持ちで権力を持つ美女”と即答するでしょう。わたしが棄てた女では、そんな高校生が好んで談笑するような、この世の不条理が描かれています。

人を顔だけで判断する方には、ぜひ一読いただきたい。
本書を読み終える頃には、ニキビ面で小太りでブサイクな森田ミツのことが愛おしくて堪らなくなっていることでしょう。

 

ナトゥメ

世界には不条理が渦巻いており、いつ被害者になるかわかりマセン。
そんなとき、貴方は正しく生きていけるでしょうか? 本書にはそのヒントが散りばめられていマス。

 

〜第28位〜
『ブギーポップは笑わない』
上遠野 浩平

 

“世界の敵”と戦うために一人の少女の中から浮かび上がってくる、ブギーポップと名乗る人格と、様々な夢や、希望や、あきらめや、悩みや、いろいろな思いを持っている少年少女達の物語。「ブギーポップ(不気味な泡)」とは、周囲に異変を察知した時に自動的に人格が浮かび上がってくることを由来とする、同名のキャラクターの自称を指す。

”ブギーポップシリーズ”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時:2018年6月9日 (土) 09:19 URL: http://ja.wikipedia.org

上遠野浩平が送る第4回電撃ゲーム小説大賞の受賞のライトノベル作品で、22卷まで続くブギーポップシリーズの第一作です。(2018年6月時点)

多くの登場人物の物語が一つになる構成で、ついつい一気に読まされます。
上遠野浩平がジョジョの奇妙な冒険のファンであることを公言するように、ジョジョのオマージュと思われる箇所が幾つか見られます。(また、ジョジョかよ……って思わないで)
タイトルも、ジョジョの第4部「ダイヤモンドは砕けない」と少し似てますしね。

 

ナトゥメ

ジュブナイルSF小説最高デース。

 

▼アニメ化されているようです。小説ほど面白いかは不明ですがPVで見る限りは面白そうです。

〜第27位〜
『マリア様がみてる』
今野 緒雪

 

マリア様の庭に集う乙女達が、
今日も天使のような無垢な笑顔で、
背の高い門をくぐり抜けていく。

汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのプリーツは乱さないように、
白いセーラーカラーは翻さないように、
ゆっくりと歩くのが、ここでのたしなみ。

「みなさん、ごきげんよう」

ここはリリアン女学院。この女子校ではスールという制度があり、上級生と姉妹の契約を結びます。お姉さまは妹の面倒を見て、妹はお姉さまを尊敬し、お姉さまの背中を見て、次世代の妹と契約していきます。

普通の女子高生・福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)は、選挙によって選ばれる生徒会の役員・小笠原祥子(おがさわら さちこ)とひょんな事からお近づきになります。リリアン女学院の生徒会、通称「山百合会」のメンバーは、そんじゃそこらの生徒会じゃありません。紅、白、黄の薔薇の称号があり、祥子様は何とロサ・キネンシス・
アン・ブゥトン(紅薔薇のつぼみ)だったのです。果たして、祐巳は憧れの祥子様と仲良くなれるのでしょうか?

「……意味がわかりませんこと?」

とりあえず本作は、異様な制度に翻弄される乙女達の学園生活を描いた作品になっています。ただ、本当に面白い!!少女漫画でもなく、ただの学園モノでもない。これは、マリア様がみてるとしか表現できません。

全39卷と長いですが、大変読みやすく、飽きないので、ぜひまとめ買いして、一気読みだ!!

 

ナトゥメ

由緒正しいカトリック系の女子校っていいデスヨネ。
私も、美人な女子になって、リリアン女学院に通って見たものデス。

 

〜第26位〜
『シャーロック・ホームズ』シリーズ
コナン ドイル

 

言わずと知れた世界一有名な名探偵シャーロック・ホームズ作品です。
数多くメディア化されており、本書を読んでいなくても、内容を知っている人も多いと思います。

個人的に一番オススメな作品は、『シャーロック・ホームズの冒険』です。短編集ですが、ホームズの魅力が詰まっています。そういえば、ホームズを愛してやまないコナンくんは、「『四つの署名』が好きー」ってアホ顔で言ってましたが、コナンくんの意見を信じるなら、そちらを読んで見てもいいでしょう。名作です。まあ、私よりも大嘘つきのコナンくんを信じる人はいないでしょうが。

 

ナトゥメ

貴方は、シャーロック・ホームズを読んで探偵を目指したくなったんじゃないデスカ?
なぜわかったって?
初歩的なことだよ、ワトソンくん。

 

 

〜第25位〜
『そして誰もいなくなった』
アガサ・クリスティー

 

アガサクリスティーで最も有名な作品。

①タイトルは聞いたことはあるけど、読んだことないって人もいるんじゃないでしょうか?
②結末をネタバレはされたことないでしょうか?

①②を満たした方、問答無用で即買いです。
間違いなく面白いと世界中のミステリーファンが保証します。

 

ナトゥメ

休日に朝起きたら、家族が誰もいないってことありませんでした?
えっ、いや特に意味はないデスヨ……

 

〜第24位〜

『ハサミ男』

殊能 将之

 

ハサミって便利ですよね。
紙を切ったり、髪を整えたり、切り絵を作ったり、人を殺したりといろんなことができます。

ハサミ男は、可愛い女の子をハサミで狙う連続殺人鬼です。樽宮 由紀子(たるみや ゆきこ)という才色兼備で大変好みな女の子を見つけ、色々調査して、やっとの思いで殺害しようとしたところ、自らと似た方法で既に殺害されていた。

ハサミ男は、皮肉屋で引用癖のある友人の医師に相談したところ、犯人を調査するように促される。
果たして、ハサミ男は犯人を見つけて、復讐できるのか?
何度も読み返したくなる第13回メフィスト賞作品。

 

ナトゥメ

ハサミ男と医師の掛け合いが面白く、最後は衝撃の事実が待っているかも……。

 

〜第23位〜
『空の境界』
奈須 きのこ

 

厨二病を進化させ、芸術へと昇華したゲームのシナリオライター 奈須きのこの決定版小説。

事故により2年間昏睡状態であった少女・両儀式と、その周辺の人物を巡る物語。
両儀式は、男と女の二重人格を持ち、殺人鬼であり、ニヒルであり、生きているものは何者でも殺害できる”直死の魔眼”を持ち、容姿端麗で、ハーゲンダッツのストロベリーが好きで、義理堅いけど不器用で、ブルゾンちえみよりもブルゾンを先取りし、ミニマリストで、殺るときは殺る女です。

おいおい、1人でキャラ設定ありすぎだろ?って思った方、残念、これら全ての要素が必要なんです。

ただひたすら両儀式がカッコいい作品。カッコよすぎて、泣きそうになります。(マジで)

他にも魅力的な人物はたくさん出てきましたが、もう忘れても大丈夫です。本当に両儀式の格好良さを見るための小説です。マジサイコーだ。

▼前に、奈須きのこについて熱く語ったりしました。

 

ナトゥメ

自殺に理由はない。たんに、今日は飛べなかっただけだろう
↑殺人鬼が飛び降り自殺したシーンでお師匠様が言う、我輩が一番好きなセリフ

 

▼映画も全7章で公開されました。映画も良かったですが、やはり奈須きのこの凄さは文章ですよ!!

〜第22位〜
『とらドラ!
竹宮 ゆゆこ

 

高校二年生の逢坂 大河(あいさか たいが)高須 竜児(たかす りゅうじ)は、名前に虎(タイガー)とドラゴン(竜)を持つ者達。

大河は、ぶっ飛び系迷惑女子だが、同じクラスの文武両道の生徒副会長・花村くんが好き。
竜児は、父親譲りの怖い顔だが、根は優しく優柔不断男で、同じクラスの巨乳天真爛漫美女・みのりんが好き。

 

無謀に見える恋だが、虎と竜が手を組んで叶わぬことなんてない!

 

──この世界の誰一人、見たことがないものがある。
それは優しくて、とても甘い。
多分、見ることができたなら、誰もがそれを欲しがるはずだ。
だからこそ、誰もそれを見たことがない。
そう簡単には手に入れられないように、世界はそれを隠したのだ。
だけどいつかは、誰かが見つける。
手に入れるべきたった一人が、ちゃんとそれを見つけられる。

そういうふうになっている。

<とらドラ!第1巻 冒頭>

 

セリフの言い回し、心情の描写、伏線の回収、人間関係の変化、ダレさせないテコ入れ、ぶっ飛び加減、テンションの高さ、読みやすさ……んなライトノベル見たことない!!オススメです!!

 

ナトゥメ

我輩はモデル出身でスタイル抜群で気が強く物語のキーパーソンの亜美ちゃんが一番好きデス。

 

▼アニメもサイコーでした。でも、原作のが断然面白いぞ!!!

〜第21位〜
『エルマー』シリーズ
ルース・スタイルス・ガネット

 

貴方はエルマーのぼうけんを学校の国語の教科書で読んだのを覚えていますか?

主人公 エルマー・エレベーターは、奴隷にされたポリス(りゅう)を助け出すために、どうぶつの島を目指します。
冒険のためにリュックに詰めるのは、ももいろのぼうつきキャンデー2ダース、わゴム一箱、黒いゴム長ぐつ、磁石が一つ、歯ブラシとチューブ入り歯磨き、虫めがね6つ、さきのとがったよく切れるジャックナイフ一つ、くしとヘアブラシ、ちがった色のリボン7本、『クランベリいき』と書いた大きなからのふくろ、着替えを何枚か、船に乗っている間の食料(ピーナッツバターとゼリーをはさんだサンドイッチを25と、リンゴを6つ)
これらの子供でも用意できそうな道具ってのが熱いんですよね。小学生の頃は、これらの日用品を用いて、野蛮な動物たちに挑むエルマーの姿に憧れました。テレビゲームのゼルダの伝説にも似た好奇心を強く掻き立てられる物語なんですよね。

エルマーシリーズは、「エルマーのぼうけん」「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」の3部作になっています。エルマーシリーズは、少し奇妙だけど温かい気持ちになる挿絵も印象的です。以下は表紙だけですが、中身もとても良い挿絵で溢れています。

 

ナトゥメ

エルマーシリーズは、小さい子には是非読ませたい作品デスネ。
大人が読んでもワクワクさせられマスヨ!

 

簡単に内容をまとめると……ネタバレあり
毒虫は大変醜悪な生物らしく、周囲のザムザへの態度は一変します。家族のために働いていたザムザにとって、その家族からも煙たがられたのはショックだったでしょう。家に引きこもり、最終的に父親の勘違いからの暴力が元に死んでしまします。その後も、家族はザムザが死んだことを悲しむこともなく、「最近、運が向いてきた気がする」と家族は幸せに暮らしましたという悲しいお話です。

この作品だけではありませんが、カフカの作品は不条理に満ちています。(不条理もの好きなのかな?ランキングは不条理な話が多い気が……)
グレゴールザムザは、家族のために必死に働く、家族思いの良い青年です。普通に暮らしているだけなのに、突然毒虫にされ、ある種ニートのように煙たがられる存在として扱われます。

とても大袈裟な表現ですが、世界には同じように不条理が溢れています。本作を読むと悲しい気持ちになりますが、真実を写しているのです。

貴方は、突然毒虫となった人に優しくできますか?
また、自身が毒虫となり、不条理な世界で生きるしかなくなったとき、どう受け入れますか?

 

ナトゥメ

朝起きて毒虫にはなったことはありマセンガ、毒虫のような扱いを受けたことはありマス。

 

〜第19位〜
『白い犬とワルツを』
テリー ケイ

 

長年連れ添った奥さんに先立たれ、自らもガンに侵された老人サムは、暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとします。

妻の死後、白い犬が突然サムの前に現れます。
とても可愛いその犬は、サム以外の前では姿を見せません。
その白い犬は本当に存在しているのでしょうか、サム以外には見えていないような……
白い犬がまるで幽霊のような気さえしてきます。

サムは犬と共に、死んだ妻との思い出にふけりながら、残された命をゆっくりと過ごします。
一途に妻を思い続ける老人と彼に寄り添う犬の美しい感動作です。

 

ナトゥメ

おじいちゃんと犬の話は弱いんデス。
号泣デス。

 

〜第18位〜
『ノルウェイの森』
村上 春樹

 

日本が誇る永遠のノーベル賞候補 村上春樹の最大のヒット作です。

キャッチコピーは、「100パーセントの恋愛小説」
主人公・僕(ワタナベくん)、自殺した親友の元恋人・直子、同じ大学のの3人の恋愛模様が描かれます。もちろん他にもサブキャラはいっぱい出てきます。

何故かめちゃくちゃモテるワタナベくん。
美人だが精神病院に入っている直子と活発で趣味が合う緑の間で心が揺れ動きます。

読者はワタナベくんの軟派振りには、思わず「やれやれ」と言いたくなでしょうが、ハルキストが色々な考察をしているので、そんな書評を読んでみるのも良いでしょう。

単なる恋愛小説として読んでも良し、お洒落な文章を堪能しても良し、喪失と再生のテーマを掘って深く考察しても良し!!色々な楽しみ方がある名作です!!

 

ナトゥメ

まあ、ワタナベくんと自分を重ねられる人は少し信用できマセンナ。
羨ましくはありマスガ……

 

〜第17位〜
『涼宮ハルヒの憂鬱』
谷川 流

 

深夜アニメブームの火付け役で伝説のライトノベル”涼宮ハルヒの憂鬱”です。

ライトノベルからのアニメ化がここまで増えたのも、テレビアニメが一般層への普及が進んだのも、この作品の功績が大きいと思います。

変人な美少女・涼宮ハルヒは、普通の部活動に興味がわかず、自身でSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)を結成する。SOS団には、ハルヒ本人は気がついていないが、宇宙人・超能力者・未来人が所属している。何故か「ただの人間」であるキョンもSOS団に加わり、様々なトラブルに巻き込まれていきます。

全11巻で未完ですが、2011年から刊行されておらず、作者の谷川流の露出もありませんので、続編はあまり期待できないかもしれません。

 

ナトゥメ

東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。

 

〜第16位〜
『ファーブル昆虫記』シリーズ
ジャン・アンリ・ファーブル

 

この本を読んだ人は、みんな昆虫博士に憧れたんじゃないんでしょうか?

昆虫学者でもあり、詩人でもあるファーブル先生の昆虫記です。日本で一番有名なフランス人(……たぶん)ですが、フランスでは意外と知名度は低いようです。

ファーブルは、昆虫の行動を追って、様々な謎や昆虫の神秘を解き明かしていきます。
例えば、「狩りをするハチ」では、ハチは花の蜜を取ればいいのに、何故獲物を狩るのか?という謎が解き明かされます。獲物の体に卵を産み付けて、孵化した子供に食べさせて、その中でサナギになって成長していきます。獲物は毒針で全身麻酔されて生きたまま保存されますが、ファーブル自身が注射針で麻酔を打っても獲物はすぐに死んでしまい腐ってしまいます。ハチの職人のような注射スキルには、生物の凄さというのを感じさせてくれます。

さて、ファーブル昆虫記全集は全て面白いです。ただ、あえて一冊をあげるとすれば、スカラベ(フンコロガシ)を扱った「ふしぎなスカラベ」です。私はファーブル昆虫記で初めてスカラベという存在を知り、ファーブルといえば、スカラベというイメージがあります。

 

ナトゥメ

ファーブル先生が送る、ドキドキの昆虫物語は必読デス。

 

〜第15位〜
『異邦人』
カミュ

 

“異邦人”は、アルベール・カミュが史上二番目の若さ(43歳)でのノーベル賞受賞に大きく貢献した作品です。

「今日、ママンが死んだ」

と有名な冒頭で始まりますが、ママンが死んだのは、ムルソーは本当に今日死んだのかどうかはよくわかっていません。

主人公・ムルソーは変わった人(人格障害?)です。
母親の死の知らせを聞いても特に何の感情も湧かずに、普段と同じ生活を送ります。友人のトラブルに巻き込まれ、何となくアラブ人を射殺したため裁判にかけられます。
母親の死に直面しても普段と同じ生活を送っていることを指摘され、死刑宣告されてしまいます。
裁判では殺人の動機について聞かれ、特に理由もなかったので「太陽が眩しかったから」と答えます。
死刑を宣告されたムルソーは、懺悔を促す司祭を監獄から追い出して、死刑の際に人々から罵声を浴びせられることを人生最後の希望とします。

ムルソーは、確かに変わっているし、母親の死を軽視し、人を殺していますが、元々そういう人間であり、その人間性でムルソーを裁くことは不条理と言えるでしょう。
生まれながらに死刑という運命を背負ったムルソーさんには同情してしまいます。

個性的なムルソーさんは、漫画・東京喰種のグール名にも利用されていますね。

 

ナトゥメ

インド……いや、ナイジェリアのママンは元気かな?

 

〜第14位〜

『ずっとお城で暮らしてる』
シャーリィ ジャクスン

 

 

閉じられた城に棲む暗き魂の少女たち
少女恐怖小説の名編、美しき狂気譚

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。姉のコンスタンスといっしょに、他の家族が皆殺しにされたこの屋敷で、ずっと暮らしている……。惨劇の起きた資産家一族の生き残り。村人から忌み嫌われ、外界との交流も最低限に止める彼女たちは、独自のルールを定めて静かな生活を送っていた。しかし従兄チャールズの来訪をきっかけに、美しく病んだ箱庭世界は大きな変化をむかえる。“魔女”と称された異色作家が、超自然的要素を排し、無垢な少女の視点から人間心理に潜む悪意が引き起こす恐怖を描く代表作。/解説=桜庭一樹

▼概要・感想・考察を以前書きましたので、ご確認ください!!特に読了後には考察を読んで欲しいです。

 

ナトゥメ

メアリーめっちゃ怖いデス。
コンスタンスめっちゃ可愛いデス。。

 

〜第13位〜
『夜と霧』
ヴィクトール・E・フランクル

 

”夜と霧”は、「読者の選ぶ21世紀に伝えるあの一冊」の世界の名著部門で翻訳ドキュメント部門第3位となっている名作です。オーストリアの心理学者のヴィクトール・エミール・フランクルが、アウシュビッツの強制収容所に入れられ、そして解放されてからの苦悩を記しています。

▼夜と霧については以前、熱く語ったので、読んでもらえると嬉しいです。

 

ナトゥメ

ノンフィクションの名作。
人間の恐ろしさを感じることができマス。戦争や強制労働なんて絶対嫌デスネ……

 

〜第12位〜
『ロリータ』
ウラジーミル・ナボコフ

 

中年の大学教授 ハンバート・ハンバートは、12歳の少女 ドローレス・ヘイズに恋をした。
ハンバートは、愛するヘイズを心の中でロリータの愛称で呼ぶ。

このロリータというフレーズは、現代でもロリータコンプレックスやゴシックロリータ等、魅力的で可愛い少女の意味で使用されており、時代を超えるハンバートのセンスが凄まじいことがわかるでしょう

ニンフェット(10歳前後の少女)を性的に愛するのは犯罪ではありますが、ハンバートは幼少期の悲しい思い出(アナベル・リーとの死別)からアナベルに似たヘイズに純粋に恋をしています。(純愛ではないが……)
ハンバートが凄いのは、ヘイズに近づくためにヘイズの母親と結婚し、母親が事故死するまでひたすら待つという行動力の凄さです。その他にも、ハンバートは色々なことを繰り広げますが、大変文学的で面白い作品となっています。また、ナボコフ(若島正)の文章は、比喩が詩的で少し奇妙だけれど美しいところがポイントです。

 

ナトゥメ

ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。

 

〜第11位〜
『罪と罰』
ドストエフスキー

 

罪と罰をランキングに入れようか正直悩みました。というのも、文句の付けどころがない傑作なのですが、人名が複雑で大変読みにくい。例えば、主人公でもロジオン/ロマーヌイチ/ロジオン・ロマーヌイチ/ロージャ
/ラスコーリニコフと5通りくらいの(もっとあったかも……)読み方があります。さらに登場人物も多く、それぞれに複数の呼び方があり、さらにはミステリー要素も強く謎が多いので、途中で誰が動作がしていて、新キャラなのか既存キャラなのかもわからずに「お前は誰だ?」状態になります。その度にページを巻き戻っていては、900ページ近い本作を読み終えることは難しくなります。
ロシア人なので名前に特徴があるのは仕方ないのですが、可読性という意味では大変減点と言えるでしょう。ただし、それを差し置いても読んでおくべき名作であるため、記憶力に自信のない人は相関図や名前一覧表を作りながら読んで頂くと、どっぷりと作品に入り込めるかと思います。

あらすじは以下。

頭脳明晰ではあるが貧しい元大学生ラスコーリニコフ「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という独自の犯罪理論をもとに、金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害し、奪った金で世の中のために善行をしようと企てるも、殺害の現場に偶然居合わせたその妹まで殺害してしまう。この思いがけぬ殺人に、ラスコーリニコフの罪の意識が増長し、苦悩する。しかし、ラスコーリニコフよりも惨憺たる生活を送る娼婦ソーニャの、家族のためにつくす徹底された自己犠牲の生き方に心をうたれ、最後には自首する。人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズムが描かれた小説である。

罪と罰”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時:2018年6月7日 (木) 05:43  URL: http://ja.wikipedia.org

 

ナトゥメ

人を殺すのは悪いことですが、それってなんで悪いのデショウカ?

 

第1位〜第10位 これらの作品に出会うために僕たちは生まれてきた

〜第10位〜
『十二国記』
小野 不由美

 

十二国記は、34位の館シリーズの綾辻行人の奥さんにして、日本ホラー小説界の至宝である小野不由美さんが送るファンタジー小説です。現在全14巻まで刊行しており、まだ続いています。(早く次の巻出て欲しいなー)

「お捜し申し上げました」―女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。

(十二国記第一作の月の影 影の海の「BOOK」データベースより)

十二国記の設定を説明するのは、大変難しいのですが、本当に簡単にまとめると、中国のような文化の12分割された異世界に現代日本の女子高生がイケメンの獣に連れ去られて、王になり、政治を運営する話です。

こう書くと、ありきたりな作品な感じがしますが、圧倒的な文才と設定構築力の深さで、その他のファンタジーとは一線を画しています。
指輪物語並みに設定が凝っており、様々な妖怪や獣、独自のルール(子供が木になる、国と麒麟と王の関係、蝕という災害等)、国による貧富差、政治の官庁、麒麟と使役、海客の差別……etc、と本当に1人で考えたのかを疑うくらい物凄いディープな作品となっています。

十二国記より面白いファンタジー作品を読んだことはありません。そう断言してオススメできる作品です。小野不由美さんは遅筆ですが、十二国記とハンターハンターだけは、どれだけ遅くとも人生をかけて待つと心に決めております。

シリーズで一番好きな「風の万里 黎明の空(第4巻)」をリンク貼っておきますが、全て最高です。

 

ナトゥメ

小野不由美さんと冨樫は天才。それだけ。

 

〜第9位〜
『ミレニアム』シリーズ
スティーグ・ラーソン

 

スウェーデンのジャーナリスト・スティーグ・ラーソンによる推理小説で、「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」から成る三部作。スティーグ・ラーソンの死後に発表されたミレニアムシリーズは、世界中で8000万部の売り上げを誇るモンスター書籍となった。三部作となっているが、作者が心筋梗塞で急死したため、未完結シリーズであり、ダヴィド・ラーゲルクランツによって四作目が発表された

雑誌『ミレニアム』の発行責任者・ミカエルが、背中にドラゴンのタトゥーを入れた小柄な女性ハッカー・リズベットのコンビで実業家・ヴェンネルストレムの不正を暴いていくという話。

作者が犯罪大国スウェーデンのジャーナリストであるため、ジャーナリズム、政治、実業家、犯罪、裏取引などの描写のリアリティが高く、熱くて濃厚な社会派ミステリーとなっています。ここまで、専門知識に富んだミステリーはミレニアム以外に見たことがありません。

 

ナトゥメ

ミレニアムは、書き上げるために莫大な時間の調査が行われていると思われマス。
こんなに圧倒的な情報量が記載されている本作は、もはや論文ミステリーとでも言っていいかもしれマセン。

 

〜第8位〜
『車輪の下』
ヘルマン・ヘッセ

「貴方はやれば、できる子よ」と母親に念仏のように言われて育てられ、我輩は見事”やらないし、やってもできない子”へとスクスクと成長しました。
車輪の下の主人公・ヘッセは、私とは違い”やれば、本当にできる子”で天才的な才能を持ち、エリート養成学校で第二位で合格しました。しかし、勉強一筋のハンスは人生に疑問を抱き、周囲から期待されながらも精神が疲弊し、学校から退学してしまいます。

ハンスのような天才は、大人たちにとって羨望でもあり、邪魔な存在でもあります。勝手に期待していた大人はハンスを攻め、邪魔な存在だと思う大人はハンスを排斥します。

ハンスのように、子供を大人たちの車輪の下敷きにしないための教訓として、我々は車輪の下を読むとともに、その美しく洗練されたヘッセと高橋健二の描写を堪能して下さい。

 

ナトゥメ

皮肉が多い文章デス。吾輩が皮肉ばかり口走ってしまうのは、この作品が大きく影響しているのでしょう。
エリートじゃない皮肉屋って……

 

〜第7位〜
『サピエンス全史』
ユヴァル・ノア・ハラリ

 

”サピエンス全史”は我々ホモ・サピエンスが現状生物界の頂点として君臨するまでの歴史がわかりやすく解説されています。ただの知識としての読み物ではなく、現代を生きる我々が考えさせられることがたくさん載っています。

ホモ・サピエンスが生き残れたのは、言うまでもなく知性があるためです。
では、知性とは何でしょう?
火をつけることでしょうか?それとも、コミュニケーションができたからでしょうか?
ネアンデルタール人も火をつけられますし、意思疎通もできていたそうです。さらには、ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスよりも運動能力に優れていました。では、何故ホモ・サピエンスは、ネアンデルタール人を絶滅させることができたのでしょうか?
我々には、虚構を作り出す能力があったのです。ライオンを危険だと言える種族はいても、ライオンが守護霊だという虚構を作り出す種族はサピエンス以外にはいませんでした集団で行動するためには、虚構が必要となってきます。宗教、貨幣、法律、文化など、サピエンスはあらゆる虚構を作成し、同一認識を持ち協力することができたのです。

上記のような、ためになる話や現代にも生きる話が本作にはたくさん書かれています。
私は世界史は専攻していませんでしたが、理解しやすく、また大変面白く、内容を知り合いに話したい気持ちでいっぱいになりましたかなりオススメな教養書です!!

 

ナトゥメ

狩猟民族から農耕民族となり、人口を爆発的に増やしマシタガ、実は狩猟民族時よりも、悲惨な生活を送っており、死亡率も高かったと言う話は驚きマシタ。。

 

〜第6位〜
『海辺のカフカ』
村上 春樹

 

個人的に村上春樹の最高傑作です。

海辺のカフカは2人の主人公がいて、それぞれの視点で物語が進んでいきます。
1人目は、田村カフカくん15歳の男の子。「お前はいずれ自分の母と姉と交わり、そして、父に手をかける」という呪いを父にかけられたため、それから逃れるために家出をした。
もう1人は、ナカタさん60代の老人。読み書きの能力を失った知的障害者だが、猫と会話ができて、猫探しを得意とする。「ナカタは〜であります」と可愛い話し方をします。ある日、カフカくんのお父さんでもあり、猫殺しのジョニー・ウォーカーをナイフで殺害してしまいます。

海辺のカフカは、2人のお話が交互に進んでいく構成となっており、それぞれにユニークなキャラクターが登場します。カフカにアドバイスをくれるカラス、ケンタッキーフライドチキンの創設者に扮するカーネルサンダース、様々な猫たち(ナカタさんは猫と話せます)など、個性豊かで面白い方達です。

タイトルの通り、フランツ・カフカの影響は勿論、夏目漱石の”吾輩は猫である””源氏物語”などの古典文学を下敷きとしているようですが、まあ細かい考察はハルキストや文学部の方にでも任せて、我々は魅力的な物語を楽しみましょう。(結局、村上春樹作品は読者に解釈を委ねていますので、あなたが感じたことが答えなのです)

 

ナトゥメ

君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる。

 

〜第5位〜
『ライ麦畑でつかまえて』
J.D.サリンジャー

誰でも青春時代があり、誰でもホールデン・コーンフィールドとなりたい時があった。皆さんも青春時代には、酒、タバコ、暴力、セックスに憧れるとともに、自分がいる世界が偽りのように感じたでしょう。
誰でも妄想してしまうようなことを、ぶっ飛んでいるホールデン君はやってくれます。ホールデンは、私のような行動力が乏しい人間のヒーローです。
彼は、青春の色々な感情を爆発させていき、その場限りかもしれませんが、1つの答えに
たどり着きます。それはホールデンが唯一愛する妹のフィービーに「結局兄さんは何になりたの?」と尋ねられたときの答えです。

「とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしているとこが目に見えるんだよ。
何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない――誰もって大人はだよ――僕のほかにはね。
で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ――つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。
そんなときに僕は、どっかから、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてることは知ってるよ。でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。馬鹿げてることは知ってるけどさ」

 

小説家としての村上春樹は好きですが、ライ麦畑は、翻訳の神様である野崎孝訳で読むことを強くオススメします。

 

ナトゥメ

我輩はライ麦畑に潜む引きこもり役になるんや。

 

〜第4位〜
『デミアン』
ヘルマン・ヘッセ

 

人生を変えてくれる人間に出会ったことはありますか?

ラテン語学校に通うシンクレールは、不良少年に金をせびられるトラブルに出くわす。そんな人生に絶望するような状況で、デミアンという人格者に出会い、デミアンによりトラブルを解決してもらう。

その事件からシンクレールの人生には常にデミアンがいた。疑問があれば、デミアンの解釈を求めた。デミアンと疎遠になったり、再会を繰り返しても、シンクレールはデミアンのことを考えていた。そして、シンクレールはデミアンの母親・エヴァを愛し、彼女の中に世界を見つけようとするのだが……

デミアンは、夢想的でありながら現実的な意志をいだき、輝く星のような霊気と秘めた生気とをもっている謎めいた青年像である。「人間の使命はおのれにもどることだ」という命題を展開したこの小説は、第1次大戦直後の精神の危機を脱したヘッセ(1877‐1962)が、世界とおのれ自身の転換期にうちたてたみごとな記念碑ともいうべき作品である。「BOOK」データベースより

 

ナトゥメ

ぼくは、ひとりでにぼくのなかから出てこようとするものだけを、生きようとしたにすぎない。
それが、どうしてあんなにむずかしかったのだろう。

 

〜第3位〜
『吾輩は猫である』
夏目 漱石

 

吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当(けんとう)がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。

日本で一番有名な冒頭部分で始まる夏目漱石の処女作。

吾輩(猫)の趣味は人間観察である。
もし貴方の近くの女子が趣味をそう言っていたら、貴奴は地雷女である。どの程度の地雷かというと、空の写真を撮るのが趣味な女子くらい地雷女である。吾輩は、猫であるので、人間を観察しても地雷ではない。
吾輩の飼い主の名前は、珍野 苦沙弥(ちんの くしゃみ)。英語教師で夏目漱石本人がモデルである。

吾輩と近所の猫たち、そして其奴らを囲む人間たちのユーモア溢れる物語が全十話で記されておる。

日本人で未読な方は殆どいないと思いますが、まだでしたら是非読んで下さい。
面白さは保証します。南無阿弥陀仏。

 

ナトゥメ

此の下に稲妻起る宵あらん。

 

〜第2位〜
『こころ』
夏目 漱石

 

”こころ”が夏目漱石で一番好きな作品って方は多いんじゃないでしょうか?
ナトゥメも”こころ”が一番好きです。

本作は、「上 先生と私」「中 両親と私」「下 先生と遺書」の3部構成となっています。

上 先生と私

語り手は「私」。時は明治末期。夏休みに鎌倉由比ヶ浜に海水浴に来ていた「私」は、同じく来ていた「先生」と出会い、交流を始め、東京に帰った後も先生の家に出入りするようになる。先生は奥さんと静かに暮らしていた。毎月、雑司ヶ谷にある友達の墓に墓参りする。先生は私に何度も謎めいた、そして教訓めいたことを言う。私は、父の病気の経過がよくないという手紙を受け取り、冬休み前に帰省する(第二十一章から二十三章)。正月すぎに東京に戻った私は、先生に過去を打ち明けるように迫る。先生は来るべき時に過去を話すことを約束した(第三十一章)。大学を卒業した私は先生の家でご馳走になったあと、帰省する。

中 両親と私

語り手は「私」。腎臓病が重かった父親は、ますます健康を損ない、私は東京へ帰る日を延ばした。実家に親類が集まり、父の容態がいよいよ危なくなってきたところへ、先生から分厚い手紙が届く。手紙が先生の遺書だと気づいた私は、東京行きの汽車に飛び乗った。

下 先生と遺書

「先生」の手紙。この手紙は、上第二十二章で言及されている。「先生」の手紙には謎に包まれた彼の過去が綴られていた。「K」や「お嬢さん」らとの関係とその顛末、「先生」が「私」に語った謎めいた言葉たちの真相が明かされる。

”こゝろ”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
更新日時:2018年6月16日 (土) 11:39  URL: http://ja.wikipedia.org

恋愛、友情、志、嫉妬、後悔、責任……こころの動き全てが本作には詰まっています。

「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」

「恋は罪悪ですよ。わかっていますか」

「私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたは腹の底から真面目ですか」

等を筆頭に名言のオンパレードです。

また、可読性の高さも凄いです。
昔の本なのに読みやすい。
昔の単語が多いのに読みやすい。
昔の人の考えなのに読み取れる。そんな本はありますか?
死ぬ前に読むとしたら、私は間違いなく、この一冊を読むでしょう。

何度読んでも考えさせられる。本当の名著です。

 

ナトゥメ

こころって、少しだけロコモコっぽい響きデスヨネ。

 

〜第1位〜
『知と愛』
ヘルマン・ヘッセ

栄えある第一位はヘルマン・ヘッセの知と愛です。

知を求道するナルチスと愛に生きるゴルトムントーー正反対に生きる2人の友情物語です。

ナルチスは、車輪の下のハンスがそのまま成長したような若い天才で既に修道院で教鞭をとっています。対するゴルトムントは、そのナルチスの生徒として入学します。ゴルトムントはナルチスを尊敬し、勉強し知性を磨きますが、ゴルトムントに知の才能はありませんでした。ナルチスは、ゴルトムントの中に愛として生きる道を見出します。

ゴルトムントは修道院を脱走し、その若さとルックスと情熱で、旅先で出会う全ての女の子を口説き、愛を求道していきます。愛の道は平坦ではなく、辛く険しいものです。ゴルトムントは道を極めていくとともに、若さやルックスという武器も失っていきますが、それでも愛の道を突き進んでいきます。
逆にナルチスは、修道院で知を極めていきます。愛の道と比べ華やかではないですが、黙々と知を追求をしていきます。

知と愛に生きる真逆の2人ですが、それぞれの道を突き進み、お互いの道を尊敬し合う彼らの最後とはーー

 

ナトゥメ

周りにも頭が良くて勉強で知識を詰め込むのが好きな人や、チャらくて女の子が好きな人っていマスヨネー。

 

 

感想〜ランキング50を作ってみて〜

 

たなやしき

ナトゥメー、お疲れ様!!
良いランキングができたじゃないか!!

 

 

ナトゥメ

本って色々な見方があるので、ランキングをつけるのは難しいデス。
ただし、自分の感動具合という主観的な評価ならばと思い作成したら、何とか完成しマシタ……
2週間もかかるとは……ぐはっ……

 

 

たなやしき

ナトゥメがランキングつくるから、夏目漱石/村上春樹/ヘルマンヘッセで50冊埋め尽くされると思ったよ。

 

 

ナトゥメ

それも一瞬脳裏によぎりマシタガ……やはり、自分の心にどのくらい響いて、人生に影響を与えてくれたかって考えると、こんな風になりマシタ。これらの作品群は、皆さんの人生に大きな影響を与えてくれることになるデショウ。
……私は今から冬眠しマス。それでは、次回もたなやしきで待ってるぞ!!

 

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