人はいつから争っているのか?
紀元前4世紀の古代ギリシャでも、戦争は起こっていました。
古代ギリシャ人からしたら、会社が嫌で嘆くあなたなんて、ゆとり世代なんて言われても仕方がありません。
こんばんは。社畜界の天使・たなやしき(@tanayashiki)です。
古代ギリシャって哲学者以外あんまり有名じゃないですよね。たぶん。
”ヒストリエ”では、古代ギリシャでアレクサンダー大王に仕えた書記官・エウメネスが主人公の歴史漫画です。
エウメネスって誰やねん!って方も普通に楽しめます!!
(てか、読む前からエウメネスを知ってた人なんているのか……世界史とかだと有名なのかな?)
作品概要・既刊10巻
・作者:岩明 均(いわあき ひとし) ”寄生獣”の作者
・2010年 “第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞”受賞
・2012年 ”第16回手塚治虫文化賞マンガ大賞”受賞
・”月刊アフタヌーン”で連載中
ヒストリエってどんな漫画?
舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。
あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。
のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作が登場!
引用:Amazon 内容紹介
古代ギリシャの歴史漫画のヒストリエの評価はこんなところでしょう!
評価歴史のお勉強 :
読みやすさ :
テルマエロマエ感 :
ギャグ感 :
古代ギリシャを知らなくても面白い
古代ギリシャに詳しい方がハマることは勿論だと思いますが、知らない人でもメチャメチャ引き込まれます。知識の有無にかかわらず楽しめるのが、歴史漫画のいいところですよね〜。
僕も実際”アリストテレス”と”アレクサンダー大王”くらいしか知りませんでしたけど、かなりハマってしまいました。
ストーリーが面白く読みやすいので、古代ギリシャにハマること間違いなしです!!
こんな奴隷制度は嫌だ
我々はこの世に生まれて、社会に育てられてきた以上、社会の歯車となって、労働を還元していかなくてはなりません。
そうです、我々は社会の奴隷なのです。
しかし、古代ギリシャの奴隷制度は現代日本のような生易しいものではありません。
嫌な点① 古代ギリシャの奴隷は金持ちに売買されます。
我々は自らの意志で”金を持ってる企業”の奴隷になれますし、嫌なら別の企業の奴隷となることを選ぶことができます。
古代ギリシャでは、生まれた民族で奴隷として生きることが決まっています。怖いです。
嫌な点② 肉体労働したくない
奴隷は基本的に肉体労働です。
よって、頭脳より体力が重視される世界です。
ひ弱な僕には無理です。
知的労働は金持ちの仕事です。辛いです。
嫌な点③ 奴隷へのあたりが強い
上司に怒られるだけでヘコみますよね。
富豪の方達は、奴隷に対する態度がそんなものじゃないです。鬼です。
つまり何が言いたいかというと……
古代ギリシャで奴隷として生まれたら、一生奴隷として生きていくしかありません。
会社ですら一生ヒラ社員で終わりそうな我々のような人間なんて、ずっと奴隷です。
そんな世界で天才・エウメネスは、奴隷からアレキサンダー大王の書記官まで登りつめていきます。かっこいいです。
もしかしたら、エウメネスのように頑張れば、たなやしきも社長になれるかもしれませんね。
近代兵器のない戦争
日本が縄文時代のときに、古代ギリシャは槍・剣・弓・盾・鎧・馬・船など装備が充実しています。
島国で本当に良かったと思います。あんなやつらに勝てるわけない。
とはいえ、紀元前4世紀です。銃や爆弾など反則のような強い武器はありませんので、気合いと戦略で戦争の勝敗が決まります。大変戦略的なので、三国志やキングダムなどが好きな人は絶対ハマると思います。
最後に
ヒストリエいいねぇ。
寄生獣も面白かったし、岩明均って才能の塊やな。
ニートが許される現代に生まれた幸せを噛み締めてマス。
いや、現代でもニートは別に許されてないけどな。
それでは、次回もたなやしきで待ってるぞ!!