皆さんは熊本に行かれたことはありますか?
馬刺し、熊本城、美人が多い、辛子蓮根……なんてイメージじゃないでしょうか。
熊本は、文豪・夏目漱石の名作の「草枕」や「二百十日」の舞台でもあります。
今回は、夏目漱石を追って、熊本市を巡っていきます。
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熊本出発
世はGWの10連休前でまさに浮き足立っていたーー
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/06/IMG_0107.jpg” name=”たなやしき”]10連休楽しみすぎる!!
ゲームに映画に漫画にグダグダするぞー[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]たなやしきさん!
吾輩、たなやしきさんの休みに連れて行ってほしいところがあるのです。
それは……熊本です![/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0105.jpg” name=”たなやしき”]えっ、やだよ。
自分1人でいけよ。僕は10日間ずっとゴロゴロしとくんだ。
[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]
熊本にはまだ夏目漱石様が生きているという噂があるらしいデス
……我輩、是非とも行きたいのデスガ[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0105.jpg” name=”たなやしき”]生きてるわけないだろ[/prpsay]
熊本では、まだ夏目漱石が生きているらしい。
そんなアホな噂を信じたナトゥメのゴリ押しで、
貴重なGWにたなやしきとナトゥメは、熊本で夏目漱石を探すこととなったのであった。
ナトゥメがこよなく愛する明治時代の文豪。昔は千円札だったこともあるよ。
帝国大学の英文科卒(現在の東京大学)のエリートで、熊本の第五高等学校(現在の熊本大学)で英語の教師をしていたんだ。彼の著書「吾輩は猫である」はあまりにも有名で、ナトゥメが自分のことを我輩というのはこの作品の影響を受けている。夏目漱石は、熊本で4年3ヶ月過ごしたのち、ロンドンに留学します。
熊本市内で夏目漱石探索
〜熊本市内〜
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]さて、藤崎八旛宮から上熊本を目指しながら、逃げる夏目漱石様を捜索しますゾ[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0105.jpg” name=”たなやしき”]そんなことより、早く馬刺し食いてぇ[/prpsay]
⒈藤崎八旛宮
記念すべき漱石探索の旅の1つ目のランドマークは、藤崎八旛宮です。
藤崎八旛宮の近くの白川は、夏目漱石の妻・鏡子が投身自殺を図ったことで有名です。鏡子は運よく網打ちの猟師に助けられましたが、その後もヒステリーが酷く、漱石の神経症の要因の1つだったようです。
就寝の際、漱石は鏡子と手首に糸をつないでいたというラブラブな話も。(ラブラブか?)
悪妻として扱われることも多い鏡子ですが、漱石もDV夫だったという話もあります。
もはや当人たちしかわからない逸話ですが、ヒステリックになった鏡子夫人に想いを馳せながら、白川を歩いてみるのも、また風流ではないでしょうか。
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/06/IMG_0107.jpg” name=”たなやしき”]綺麗で風情のある神社でした。
夏目夫妻もお参りに来たんじゃないでしょうかね。知らないけど[/prpsay]
⒉夏目漱石 第六旧居
次は引越し好きの漱石が熊本で六つ目に住んだ旧居になります。
その第六旧居は普通の住宅地の中に、ひっそりと建っておりました。
本当に普通の家のように……
似たような住居が多くて、見つけるのは大変ですが、正門の前に木製の看板があるので頑張って探してみてね。
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]普通の家と紛れてマシタネ。オーラはありますが……見つけづらいデス[/prpsay]
⒊昆虫自販機(番外編)
漱石とは関係ないですが、探索ルートに昆虫の自販機があります。
昆虫の自販機?
えっ、飼うの?
いいえ、食用です。
ワームやサソリやゲンゴロウが食用として、お菓子のように売ってますよ。
面白いですね。食べたくはないけど。
昆虫の種類は豊富で、意外に盛り上がりましたので、勇気のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
タガメが好きな方は、是非!
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]虫を食べるくらいなら、餓死シマス。
や、やめて、たなやしきさんコオロギ買わないで……あ、ヒンヤリしてる[/prpsay]
⒋藤崎宮駅前の猫ちゃんオブジェ
吾輩のおしゃれなオブジェが立っています。
見落としがちなので、藤崎宮前駅周辺をくまなく散策してみてね。
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_0302-e1531346321777.jpg” name=”トラン” from=”right”]「R」は「吾輩は猫である」から「であーる(R)」ってことなんでしょうね。
ダサすぎワロタ[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0105.jpg” name=”たなやしき”]おい!やめとけ![/prpsay]
⒌熊本信愛女学院中学高等学校の正門(三毛子さんのオブジェ)
三毛子さんが、女子高の正門前で「吾輩は猫である」を読んでいます。
色とりどりの花たちに囲まれて読書する凛としたお姿は、まさにお嬢様な三毛子さんでした。
「吾輩は猫である」のヒロイン。先生に飼われているからという理由で、吾輩のことを「先生」と呼ぶ可愛い三毛猫。吾輩はずっと一目惚れをしていたが、その想いは届かずに三毛子は病死してしまう。
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/06/IMG_0107.jpg” name=”たなやしき”]三毛子さんの像はクオリティが一段と高かった。
思ったより大きいので、すぐ見つけられると思うよ[/prpsay]
⒍夏目漱石 内坪井旧居
漱石の旧居巡り一番の目玉の内坪井旧居です。
引越し好きの漱石が、熊本で5番目に選んだ住居で、最も長い1年8ヶ月を過ごしました。
現在は旧居内は公開されていませんが、綺麗な庭園には入ることができます。
駐車場があるので車でも来れますよ。
そして、駐車場に面して入り口があります。分かりにくいですが、茂みの隙間を入れますよー。
入っていいのか不思議な空間なので、少し勇気を持って入りましょう。
庭園からお屋敷を覗けます。古き良き日本家屋ですね。
サザエさんが住んでそうな縁側です。夏はスイカでも食べたいですね。
あれ、何か見える??
あれは、漱石さん!!
ではなく、漱石さんの人形ですね。窓に映ったナトゥメではありません。元SMAPの稲垣吾郎さんにも見えますね。
立派なお髭です。
庭園には、かっこいい石碑が立っています。
おしゃれすぎて、夏目漱石しか読み取れません。
「我に許せ 元日なれば朝寝坊」と刻まれてるんですねー。
年賀状で漱石が詠んだ歌で、漱石来熊100周年を記念して建てられた石碑なんです。
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_0296.jpg” name=”イーサ”]見た目超かっこいい石碑からのダサい詩のギャップはキツイ[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0105.jpg” name=”たなやしき”]おい!やめとけ![/prpsay]
⒎磐根橋バス停のオブジェ
磐根橋は、「いわねばし」と読みます。
松坂桃李さん主演の『居眠り磐根』という映画がありましたので、そちらで覚えるといいかもしれませんね。使う機会があるかは知りませんが……
浮かれて、Rのポーズをとった時、死神は現れた……
これは、確実に夏目漱石に近づいている……
たなやしきは強くそう感じたのであった。
※にしきばしに注意。「いわねばし」の読み方が不明で、にしきばしにたどり着いてしまったナトゥメとたなやしき。
「いわねばし」は「にしきばし」の反対車線にありますよー
⒏城の湯
城の湯という温泉には、車掌の漱石と一緒に猫ちゃんの姿で写真を撮れますよ。
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0105.jpg” name=”たなやしき”]地元の人がいたので、ちょっと写真撮るの恥ずかしかった……[/prpsay]
終着の地・上熊本駅
様々なスポットを周り、たくさん歩き、憔悴の極みであったが、我々はついに上熊本駅にたどり着いたのであった。長い旅であった。
そして、上熊本駅に着いた瞬間にソレは視界を占領した。
ん……その神々しい後ろ姿はまさか……
ででーん
んん?逆光?画像調整
夏目漱石さんです!!
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]つ、ついに漱石さんを発見しマシタね。感動が止まりません。[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/06/IMG_0117.jpg” name=”たなやしき”]僕も感動が止まらない(歩き疲れて)
漱石に会えるなんて、熊本に来てよかった(石像だけど)[/prpsay]
おまけ 車屋の黒
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]ちなみに上熊本の漱石さん視点で左方向に進んでいくと車屋の黒にも会えましたぞ![/prpsay]
大柄で態度が大きく、江戸っ子口調で頭が悪い乱暴者。ドラえもんでいうジャイアンのような猫。物語途中に大怪我を負い、弱った姿が印象的な悲しい運命を背負った猫
感想
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]夏目漱石といったら、松山ってイメージでしたけど、熊本も夏目漱石の足跡が沢山ありましたね[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/06/IMG_0107.jpg” name=”たなやしき”]そうだね、町中に漱石が散らばっている感じで良かったね。結構見つけづらいオブジェも沢山あったし、熊本に住んでいる人でも、冒険感覚で漱石探索すると楽しいんじゃないかな。[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2017/11/icon.ntm_.smile_.jpeg” name=”ナトゥメ” from=”right”]このスポット巡りは『吾輩は猫である』を読んでいると、もっと楽しく回れるような気もしマス[/prpsay]
[prpsay img=”https://tanayashiki.com/wp-content/uploads/2018/06/IMG_0107.jpg” name=”たなやしき”](あ、スポット巡りって言っちゃうんだ……)
家を出るのは億劫だけど、実際旅は楽しいね。
また、次のGWで10連休がある年はいこう。(いつだろう)それでは、次回もたなやしきで待ってるぞ!![/prpsay]
漱石スポット巡りリスト
- 藤崎八旛宮
- 夏目漱石 第六旧居
- 昆虫自販機
- 藤崎宮駅前の猫ちゃんオブジェ
- 熊本信愛女学院中学高等学校の正門(三毛子さんのオブジェ)
- 夏目漱石 内坪井旧居
- 磐根橋バス停のオブジェ
- 城の湯
- 上熊本駅
- 車屋の黒