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【書評】優しい心を失った人は『雪のひとひら』を読んでみませんか?

あらすじ

雪が発生してから消滅するまでの旅物語を、女性の人生と重ね合わせ表現された作品。

主人公は、ひとひらの雪で名前はタイトルと同じ『雪のひとひら』。女性である雪のひとひらは、男性(雨のしずく)と結婚し、子をもうける。その後、夫(雨のしずく)とは死別し、子供は巣立っていく。

ーー雪のひとひらは孤独になり、最期消滅する間際に生の意味を悟るのでした。

筆者・ポール・ギャリコとは

アメリカ・ニューヨーク出身の小説家で、代表作に『スノー・グース』、『ポセイドン・アドベンチャー』等がある。多くの作品が映画化されているらしい。吾輩は『雪のひとひら』がポール・ギャリコの作品を初めて読みましたが、文章表現が美しく、強く感情に訴えかけてきます。とても繊細な作家さんなんだろうと感じました。

感想

表現が美しく、とても優しい物語で、心が洗われるようだった。
特にシナリオが優れているわけでもなく、奇想天外などんでん返しがあるわけでもない。ただ平凡な女の一生を雪に例えて描かれた作品です。しかしながら、読了後は優しい気持ちに、そして少し悲しくも前向きな気持ちになる作品だった。

こうして、ようやくわかりました。
そうです、何者が雪のひとひらをつくり、雪のひとひらを見守り、大小を問わずあらゆるものにたいするとおなじに終始雪のひとひらをもいつくしみつづけてくれたのか、その究極の神秘は、ついに彼女には解き明かされぬままに終わるのでした。この期に及んではわざわざ知るまでもありませんでした。なぜなら、誰のしわざにせよ何者のゆえにせよ、まもなく雪のひとひら自身がその何者かの一部に帰するさだめであったのです。

太陽が彼女を頭上の雲の中心にひきずりこむ間際、雪のひとひらの耳にさいごにのこったものは、さながらあたりの天と空いちめんに玲瓏とひびきわたる、なつかしくもやさしいことばでした。ーー「ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら。さあ、ようこそお帰り」

純粋無垢に愛に生きた雪のひとひらを通して、女性の人生の美しさを学べます。女性だけでなく男性にも、そして、未来を生きる子供たちにもオススメできる素敵な本でした。

ナトゥメ
それでは、次回もたなやしきでまってますゾ!

 

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